五輪招致断念 広島市長は苦渋の表情(産経新聞)

 五輪招致検討費の削除を盛り込んだ新年度当初予算の修正案を25日、可決した広島市議会予算特別委員会。「被爆地で開催する意義」を訴えてきた市側に対して、巨額の財政負担に反発する議会側が明確な拒絶を示す格好になった。事実上の招致断念に追い込まれた秋葉忠利市長は、苦渋の表情を浮かべて議会を後にした。

 「市民の代表である議会に何の相談もなかった」。検討費削除を提案した自民系会派の市議は、委員会の冒頭で、招致構想が発表された昨年10月当初からの「ボタンの掛け違い」を指摘。さらに「多額の支出について市民の理解も得られていない」と批判した。

 これに対し、別の市議は「市民の理解を得るための検討費ではないか」などと反論。しかし採決では、出席者53人のうち削除を提案した自民系2会派と、公明などの計28人が同案に賛成、26日の本会議でも可決される見通しとなった。

 約1時間の審議を厳しい表情で見守った秋葉市長は、記者から今後の対応を問われると「(26日の)会見で話します」とだけ答えて足早に議会を去った。

 市の担当部長は「議会が『ノー』を示した以上、予備費を招致検討に流用することも難しい。招致検討委の参加自治体には、明日の議決後に事実関係を説明したい」と話した。

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